有馬随一の湯量と良泉質を誇る自家泉源のお湯が特徴です。
自家泉源から湧き出るたっぷりの有馬のお湯を野趣あふれる
「岩風呂」と明るく開放的な「八角堂」の異なる2ヶ所の
大浴場で楽しめます。
もちろん、古泉閣は元湯なので源泉かけ流しです。
毎時6tを越える豊富な湯量を誇る専用泉源から沸き出す
含鉄強塩泉(金泉)のお湯を、贅沢にも「天然100%」の状態で
楽しめるのも元湯のお宿ならではですね。
古泉閣のお湯である含鉄強塩泉(金泉)は濃い赤色のお湯で
地中を流れている間は無色透明ですが、
湧き出るとお湯に含まれる大量の鉄分が
地上の空気に触れ酸化し茶褐色に変化します。
この鉄分を多く含んだお湯は神経痛や冷え性、
疲労回復などの効果があるそうです。
ちなみに、有馬温泉の歴史は、遠く抽代の時代、
大己費命(おおなむちのみこと)と
少彦名命(すくなひこなのみこと)が
山峡有馬の里に静かにたちのばる湯煙りを先見したのが
始まりといわれているそうです。
もっとも有馬の湯が広<知られるようになったのは、
奈良時代に造兵の医療効果を認めた僧行基(ぎょうき)が
温泉寺を建立し、それを受けて鎌倉時代に僧仁西が、
義姉如来の十二神将をかたどって12の宿坊を開いたのが
きっかけだそうですが、さらに繁栄をもたらしたのが豊臣秀吉です。
干利休をひきつれて、たぴたび有馬の地を訪れ、
茶会がもたれたそうです。毎年秋に行われる
瑞王寺公園の有馬大茶会は、豊太開を偲ぶもので、
家元がたてるお茶が献げられるそうです。
日本最古の歴史をもつ有馬の湯には、いくつかの泉源があります。
空気に触れると褐色に変化する金泉
(鉄および塩化土振類含有強食塩泉)と
無色透明の銀泉(鈍弱食塩泉)、
さらにラジウム泉の3種類の湯が湧くことで有名ですよ。
古泉閣は丹波の美しい山並を見下ろす高台に位置する閑静な宿で
広大な敷地と庭園の散策も楽しめますが、
この季節は特に見るべきものはなかったですね。
日本庭園がよく手入れされてました。
桜か紅葉の頃が綺麗だろうと思います。
神戸電鉄有馬温泉駅からは少し離れていますが、
散策がてら歩くもよし、送迎バスも出ていますし、
駐車場も広いですよ。
そうそう、岩風呂は朝と晩で男女浴場の入れ替えになっていますので、
両方楽しむことが出来ますよ。
泊まりで行ったら、ぜひ、朝風呂もお楽しみくださいね。